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東日本大震災「福島支援の報告会」講演会に参加して

東日本大震災に伴う津波により大量の放射能物質が放出されました。除染作業が始まっていますが支援業務に
携わった方の講演会に参加してきました。
「除染等の措置に必要な土地等の関係人調査」と「南相馬市防災集団移転促進事業支援業務」です。
除染作業の前に現地調査を行いますが、まず権利者の同意が必要になります。60万筆以上の関係人調査を3か月以内に行う
事は普通はありえない話です。法務局からの登記簿データの提供もあったとの事ですが、140名で分担しても相当なものです。
データに外字コードが多用され整合性の確認に苦労したとの事。現地に行くことも出来ず、関係者確認が出来なかった事。
同意確認の資料作成だけでもタイムスケジュール中、大変な作業と感じました。
「集団移転…」は放射能影響地区内の移転の話です。講師は用地交渉支援を担当したとの事。
土地所有者の確認、用地買収費明細書の作成等が作業になります。
土地所有者の生死確認(相続問題)、居住地問題、共有名義確認、抵当権の有無、差し押さえ、そして農地は農水省が
利用計画のない売買を認めていないので、国交省や復興庁と対立するそうです。簡単に処置できるものではないそうです。
今も、放射能が解決しない段階では復興は進まない状況です。

CPD2.0    KAWA

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木造軸組工法住宅の構造計画の基礎と演習

CPD4

9/12 木造軸組工法の構造計画に関する講習会に

参加してきました。

一般的な2階建以下の木造軸組工法の壁量計算が

主な内容です。

日頃実務で経験している内容なので、復習の意味

では良い内容の講習でした。

しかしながら、今後4号建築物(一定規模以下の

建築物)にも構造計算の提出が義務付けられる

という噂もあり、参加人数はかなりのものでした。

一般の方には分かりづらいのですが、医者にも

内科や外科があるように、一級建築士にも

意匠・構造・設備のそれぞれ専門とする人が

いるのです。

でも、意匠設計者でも構造も設備も一定の知識

がないといけません。日々勉強です。

「軽井沢紀行」

先月末、新幹線で軽井沢に行って来ました。
千住博美術館を皮切りにペイネ美術館、絵本の森美術館、セゾン現代美術館、軽井沢現代美術館……10ヶ所近くの美術館を巡りました。
千住博美術館は千住博の作品のために建物が設計されていて館自体が芸術です。外壁と中庭側がガラスで、自然の中にいる雰囲気があります。景観条例で勾配屋根を掛ける事と庇を伸ばす事があるそうで、設計者の西沢立衛氏は屋根の幕板処理に苦労したとのこと。綺麗な納まり等好感が持てます。



少しばかり足を延ばして吉村順三氏設計の「軽井沢の山荘」も眺めてきました。竣工から50年以上経っていますが、完成された美しさは建築界では「掌中の珠」と呼ばれるほどの名作です。2階からは「森の中に溶け込む」感じになるそうです。遠目にもその美しさが伝わります。それにつけても軽井沢は別荘が似合います。
「星野エリア」は相変わらずの混雑です。駆け足なところがあり疲れましたが、快晴に紅葉が映える一日でした。

kawa   旅2.0

「谷口吉郎・谷口吉生」の建築

金沢市民芸術で開催されていた「谷口吉郎・谷口吉生」の建築展をみてきました。
作品紹介はモニターと模型(1/200と1/50)です。60年前の石膏模型もあり、作品の全体が一目で理解出来て新鮮に感じます。
職員(?)の松隅洋氏の作品解説があり、幾つかの逸話の紹介がありました。
谷口吉生は「映画のシーン」をつくること。「看板をつくらない」事。看板を嫌うところがあった。
葛西臨海水族館の紹介では…
当時の建設地はゴミの山。対岸にディズニーランドがあり、森で
わからないよう囲まれていた。
海に開かれた建物すべきと…。吉生はこの建物を残すべき建築
にあげている。
余談ながら…20年ほど前に訪れた時の回遊展示槽(アクアシアター)のマグロの展示が印象でした。
(マグロは泳ぎ続けないと死んでしまうので回遊式との事)
どれも端正ながら氏の精神性を感じる展覧会でした。

CPD 2.0     カワ