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12月, 2014の投稿を表示しています

HM講習会の途中報告

ヘリテージマネージャー育成講習会」の途中報告

ヘリテージマネージャー(以下略:HM)は「修復概論」「伝統建築物と耐震補強」「瓦講習」「歴史的建築物と防災」「調査から修復設計の考え方」と研修を続けています。1/3を終えたところでしょうか? この前の「伝統技法を学ぶ(瓦)」では瓦の歴史から名称、特に「瓦当」(がとうと呼びます。軒瓦の紋様の部分名です)の名称を初めて知りました。その瓦当の唐草紋に歴史があり、製作地
とか製作者も判別出来る。どこの流れか、どのルートで運ばれてきたかも分るとの事。
瓦当に必ず「窯印」を入れる事も初めて知りました。失礼ながら…全国にこのように瓦の事を研究
されている方が多くいらっしゃる事に敬服致しました。

CPD 8.0    KAWA

JAPAN ARCHITECTS 1945-2010

金沢21世紀美術館で「JAPAN ARCHITECTS 1945-2010」が開かれています。
いくつかのブースに分かれて戦後日本において大きな役割を果たしてきた日本の建築家たちによる150を超えるプロジェクトを考察し、日本建築史を紹介する展覧会です。6つのセクションに分かれて戦後日本の建築を解説しています。
合わせて「3.11以後の建築」についてもいくつかの建築の試みも紹介されています。
ブースがいくつか飛んでいますので一連的には見にくいところはありますが、ボリュームも大きくて見応えはあります。
3/15迄の開催です。         CPD 2.0    カワ

「谷口吉郎・谷口吉生」の建築

金沢市民芸術で開催されていた「谷口吉郎・谷口吉生」の建築展をみてきました。
作品紹介はモニターと模型(1/200と1/50)です。60年前の石膏模型もあり、作品の全体が一目で理解出来て新鮮に感じます。
職員(?)の松隅洋氏の作品解説があり、幾つかの逸話の紹介がありました。
谷口吉生は「映画のシーン」をつくること。「看板をつくらない」事。看板を嫌うところがあった。
葛西臨海水族館の紹介では…
当時の建設地はゴミの山。対岸にディズニーランドがあり、森で
わからないよう囲まれていた。
海に開かれた建物すべきと…。吉生はこの建物を残すべき建築
にあげている。
余談ながら…20年ほど前に訪れた時の回遊展示槽(アクアシアター)のマグロの展示が印象でした。
(マグロは泳ぎ続けないと死んでしまうので回遊式との事)
どれも端正ながら氏の精神性を感じる展覧会でした。

CPD 2.0     カワ

H26年度 建築文化講演会

少し前の話ですが…手塚貴晴氏の後援会に行ってきました。
人気の建築家ですので150名近くの聴衆者の中には多くの高校生も見受けられます。
氏の建築で有名な「屋根の家」「ふじようちえん」の逸話が中心です。
講演内容を簡単に紹介します。

「屋根の家」では…(基本屋上ではない。結構見晴しのよい立地ではある)
屋根の上で食事が出来て(東京ガスから屋根にガスを引く事は否定された)、シャワーも出来る。
ものすごい数の人(オープンハウスの4~5時間で400人以上)が見にきたとの事。
「手摺がなくて違法建築」とかの話もありますが、「廻りを見渡して手摺のある屋根なんてあります
か?」と施主に言われて申請を出したら「通っちゃた」との事。
(軒先がものすごく低く落ちても、重症はあっても死ぬ事はないとおもうが…)
最初子供の友人が連れてきて、来たこと事のない友達が学校で仲間外れにされだし先生から
「連れて行ってあげなさい」となりクラスメートのほか隣のクラスの子もきて全校生徒のほとんど
がきた事がある。

この「屋根の家」のクライアントの方はカウンセラーをやっています。
中学校で、ぐれた背丈の大きな中学生の子を「屋根の家」に連れてくることにしたのです。
普通はいじめる側といじめられる側の親御さんやお子さんがいると「おまえが悪い」といい合いになっちゃって大変ですが、屋根の上に行くとみんな静かになっちゃうんですね。
挙げ句の果てにはすごくいかつい感じのおじさんなりお兄ちゃんが、
突然「俺もこの屋根の上で育ったら、優しい人間に育ったかもしれないな」って高倉健みたいなことをいい出したりするんです。
考えてみると、平らな広場は人が集まらない。世界でも傾いている広場は必ずといってよいほど人が集まっている。人間は平らなところは集まらない。だから屋上には人が集まらない。
しかし屋根なら傾いているから人が集まるだろうと。そんな単純な話です。


「ふじようちえん」は600人近い園児のいるバカでかい(日本で3番目)幼稚園です。
園長は一日中園内を歩き回っています。
既存の木(3本)を伐らず残しながらの円型(正確には中心点のない楕円型)です。
根っこを避けての建物ですのでロングスパンです。
今どきの子供ってなかなか運動しないんですが、いざ建物ができてみたら、子供たちがずっと屋根の上を走っているんです。
よく走る子は…

住宅省エネルギー技術設計者講習会

住宅省エネルギー技術設計者講習を受講してきました。
ご周知のように平成25年に省エネ基準が改正され、『外皮の熱性能基準』と『一次エネルギー消費量基準』が求められます。大雑把に『外皮の熱性能基準』とは建築による手法で、建築資材の選定や施工方法の選定、建築計画による方位、形状の選定などというもの、『一次エネルギー消費量基準』とは設備(冷暖房・換気・照明・給湯・太陽光、熱など)の選定をいいます。これらを計算し数値化することでその建物のエネルギー消費量がわかるため、その計算ができるようになりましょうということです。
設備に関しては高効率な機器が目まぐるしく出てきていますのであまり問題ではありませんが、建築手法は個々違いがあるので注意です。先人の知恵をお借りしますと、日本の住宅は『夏を旨とすべし』(徒然草)といいますが、古くはサッシもなければ現在のような断熱材もありませんでした。現代人の忍耐不足?ではなく、計画の段階で方角、形状を熟考しましょうということです。その風土の風の向きやまわりの自然などを積極的に活用することが先決で、逆にいいますと方角、形状によって選定する設備、資材のランクが決まってくるのではないかと思います。当然初期費用にも関わってきますのできちんとした計画が必須になりますね。
CPD 6.0OTN

金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館では建築関連の展示が同時開催されています
https://www.kanazawa21.jp/ ■ジャパン・アーキテクツ1945-2010
■3.11以後の建築
■犬のための建築

犬のための建築展の関連イベントして石上純也氏の講演会に参加してきました

数年前にも一度話を聞く機会があり、その時にもいろいろ刺激を受けましたが今回も現在進行中のプロジェクトについて面白い話が聞けました iwa CPD2.0