2012年12月6日木曜日

「六甲枝垂れ」の見学

神戸・六甲山頂の「自然体感展望台 六甲枝垂れ」に行ってきました。
この日は風花が舞う、曇りぎみで風の強い日でした。
この展望台の設計は広島の建築家 三分一博(さんぶいちひろし)さんで、2010年7月に竣工しています。 この建築はJIA(日本建築家協会)に登録している建築家のうち、40歳以下の人達を対象にして行われたコンペで設計案を決定したそうです。
   この展望台のコンセプトは山の上に立つ1本の大きな樹。枝垂れをイメージさせるステンレスのフレームにヒノキの「枝葉(えだは)(20φと25φ)」が展望台を覆い、中央部には大木の幹のような空間が貫いています。床や壁はすべて、ヒノキの無垢材。展望台の下部と棚田のようなアプローチ部分は、瀬戸内海の島で採れた花崗岩の石積みです。
   螺旋状のバリアフリーのスロープ(回廊)が建物外部、および内部に至るまで張りめぐらされ、角度を変えながら周囲の景観を俯瞰できる構造となっています。建物内部には、ガラス越しに下界が眺望できるスペースや、薄暗い建物中心部内部(風室)からは、煙突の内部から見上げるように、頭上にぽっかりと円形に切り取られた空が覗きます。
  そして外観だけでなく、建物の隅々にまで、自然を感じるさまざまな工夫が施されています。
例えば、ヒノキの「枝葉」には、気象条件がそろえば、冬には樹氷が着氷します。北側の山々に向かって開いた「風穴」では、雨の日には雫のカーテン、冬には氷柱(つらら)を観測することが出来ます。さらに、冬に凍らせた天然の氷を地下の氷室(ひむろ)に貯蔵しておき、暑い夏の時期には、氷室内に風の流れを取り込み、展望台の中心部分の部屋「風室(ふうしつ)」のベンチに座って、氷室を通った涼風を体感することができます。
  フレームの処どころの配置された竹(角穴付き)からか又はフレームからか普通の風と違う独特の「風の音」も聞こえてきます。建物内を見学していると不思議な感覚に囚われます。
ご興味のある方は是非一度行ってみて下さい。
詳しくは   http://www.youtube.com/watch?v=c9PsUGXl3Dc     (KAWA)         
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