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「夕塾 第4期」 初回講座

  cpd2.0    富山大学芸術文化部の地域連携講座の{夕塾の第4期」の開催にいって きました、今回は 美術を 地域にひらく 金沢21世紀美術館の活動 と題して金沢21世紀美術館の秋元館長の講演でした。  伝統的建造物を生かしたまちたまちづくりを進める金沢市の美術館としての活動内容の紹介がありました。一般の美術館では7割が展示活動ですが、当美術館では約5割で残りの5割は教育活動や ワークショップなどの活動をやっているそうです、市内の小学生を招いての「ミュージアム・クルーズ」やアーティストを招いての町なかのワークショップ活動の紹介がありました。  文化関係の職を目指している学生 には「使命感をもって行動すること、そしてこれからの美術館運営にはマネジメント能力が必用」 などのアドバイスがありました。                           寺林

「安心・安全なすまいづくり」

CPD2.5  設計事務所協会の講演会でウィングウィング高岡へ行って来ました。 講演は「高岡の自然・歴史・文化を生かした個性的な地域づくり」です。 全国で「地域の再生」に向けた活動が行なわれています。高岡は県西部 の中心で、地域づくりのお手本になって欲しいところです。高橋市長、村政富大教授、林田国交省審議官と近江会長のパネリスト座談会です。 いくつかの提案がありましたが、林田氏の「水路の保全(再生)」は水路を市街地に再生しては… の提案でした。各地で各地の特長を生かした提案がなされていると思いますが、 これくらい大胆に提案していかないといけないとも感じました。 (kawa)

your chance encounter あなたが出会うとき

cpd2.0 11/21(土)から金沢21世紀美術館で開催される「オラファー・エリアソン あなたが出会うとき」のプレイベントであるスペシャルトークに参加してきました。 自然界における様々な要素-光、影、色、霧、波を作品に取り込んで作っていく手法で、今最も注目を浴びている芸術家の一人です。 新しいものを生み出すというよりは、身近にある現象を装置として、新しいものの見方を体で感じられる作品になっているということでした。 開催されたら行ってこようと思います。 金沢21世紀美術館HP http://www.kanazawa21.jp/ (iwa)

エネゴリくん

CPD3 エネゴリくんに会いに燃料電池(エネファーム)の講習会に行ってきました。 TVCMで話題です。が、東京、大阪など大都市で先行販売で 富山では11月から販売を始めたそうです。 燃料電池のしくみは こちら で。 補助金と電力料金の設定と、電力会社のPRで、随分普及したエコキュート。 燃料電池(エネファーム)も補助金とガス料金の設定と、ガス会社のPRで普及すれば、選択肢が広がります。ガスを使うのですから、キッチンの熱源にもガスは?選択肢に入れたくなります。 何よりも、その家にあった提案が出来るように、日々進化する機器に、情報の収集は欠かせません。 (おだけ) エネゴリくんには会えませんでした。

契約約款。

CPD3 建築設計・監理等業務委託契約約款の解説の講習に行ってきました。 ここ数年建築関係の法律が改正されています。それにともない契約約款も 法律に沿うように改正されます。契約約款をじっくりと読み込む良い機会でした。 関係法規を遵守する。 契約まえに重要事項説明をする。 契約後は、書面の交付をする。 打合せ議事録には、サインをする。 書類作成ばかりですが、大切な仕事です。 すてきデザインの設計も、きもちの良い空間も、 細かな仕事をおろそかにしていると、できないのでは? と思い、日々の仕事に取り組んでいます。 (おだけ)

アルミニウム建築構造講演会

CPD 3.0  高岡アルミニウム懇話会主催の講演会に行って来ました。  金沢工大の宮下氏によるアルミニウムハウスプロジェクトは何度か記事を見ており、一度講演を聞いてみたいと思っていました。アルミニウム合金を建築の構造体として利用するアルミニウム合金造という新たな試みは建築の新たな可能性を広げる一つのきっかけになると思いました。今後の実験データ等には注目していきたいです。  アルミは軽いし、製造法による利点もあると思います。構造材としてはRCや鉄骨とくらべれば弱いと思いますが、アルミブレースによる耐震補強等も実際に行われていることから強度的にも問題ないのだと知りました。 (きよし) プロジェクト立上げから4年での完成ですが、これからさらに研究していく余地が出てきたということでした。 アルミ缶やサッシというカタチで今まで身近に感じていた素材ですが、建築(構造や仕上)に利用するとなると、一般化していない分まだまだ可能性を秘めた素材に感じました。 (iwa)

「業務報酬基準・工事監理ガイドライン」講習会

設計監理料っていくらなんですか? よくある質問です。 2005年に起こった姉歯事件を発端に 建築業界の各法令が次々と改正されてきました。 極度に安価な設計料が事件の要因のひとつとも 言われています。 適正な報酬は、適正な建物を建てるうえで必要不可欠 です。 しかしながら、今日受けた講義の報酬を施主様が 納得して支払っていただけるのかどうかは疑問です。 しかし、自分達の仕事はこれだけの報酬を頂いても 決して高くない仕事だとは思っています。 ただ、それだけの報酬をいただくには、かなりの 業務をこなす必要がありますが。 品質確保のため、自分たちの努力もさることながら、 是非、施主様のご理解も頂きたいものです。

見学会

CPD6 建築士事務所協会高岡市支部による見学会に参加してきました。 「北國新聞赤羽ホール」と「石川県立美術館」 建物を見学する際、個人で見に行くと、あやしい人になりがちですが、 団体で見学すると、普段入れないところまで見学でます。 楽屋、舞台、舞台裏・・・ 設計や施工にかかわった方の思い、苦労や裏話をきけたりします。 最初に見学した赤羽ホールはグランドピアノをイメージしたかたち。 随所にグランドピアノを思わせるデザインがされてました。 ガラス衝突防止のシールです。 次に向かったのは「県立美術館」 これは改修工事です。 改修後一度来ていますがその時は併設されている喫茶部分が話題でなんだか・・・ 今回は随分落ち着いてました。 美術館の建物も、企画展も堪能できました。 久しぶりに「金沢」の空気と建築にふれて、充実した日でした。 (おだけ)

今月の勉強会

CPD3 今月の勉強会は外へでました。 「暖炉屋さん」の展示&自宅へ。 約30年前のごく普通の住宅を、 セルフで改修された空間に、暖炉が こっちに2つ。 あっちに1つ 和室?に1つ 暖炉屋この道〇〇年の社長さんに、暖炉について 語っていただいました。 暖炉の前でゆっくりと流れる時間が とても贅沢にかんじれらました。 もうひとつ贅沢。 キッチンストーブで焼いたおいも 同じくキッチンストーブで焼いたふくらぎ 大満足でした。 (おだけ) *************************  ちょっとした縁で 鍋島 さんとこの展示場兼住まいで鍋島さんのおもしろいトークと家を見学させて頂きました。  一軒に6台のストーブがある家はここにしかないとおもいますが、驚くのはそれだけでなく家具もブランド物がずらりとならんでいました。  この日は天候もよく外からのきれいな空気と光が家に差し込みなんともいい感じでした。勉強会でしたが朝からとても癒されました。 薪調理用ストーブの中はこんな感じです。 ありがとうございました。またいつかおじゃまさせてください。 (きよし)

長寿命住宅の設計テクニック

cpd2 長寿命住宅の設計テクニックの講習会に参加してきました。 長期優良住宅の普及の促進に関する法律が施行されたのを 受けて、さかんに言われる様になりました。 外壁に使用するサイディングの納まり。 納まりの内容は、さほど新しいものではないのですが、 しっかりと施工し、しっかりを監理をする事が長寿命の基本。 ハイブリット瓦が発売されてそうです。(減税は無いと思います) 厚くて軽くて美しい強いetc この商品に関しては、メーカーさんすっかり営業モードでした。 確かにお決まりのトンカチでハイブリット瓦をたたいて割れません。 (穴があいたけど) 日本瓦だと今朝の台風直撃(直撃しませんでした)の時は、瓦が飛んで・・・ 被害があったかもしれません。 ハイブリット瓦だと、絶対飛ばない?絶対割れない?(穴あくけど) メーカーの広告でハイブリットが○で日本瓦が× って事にならないよう、両方じっくりと比べてみたいとおもいました。 おだけみほこ

勉強会(SketchUp+Photoshop)

CPD 3.0 毎月1回事務所内では勉強会を行っています。 今月はパース作成のスキルアップということで、SketchUpとPhotoshopの練習をしました。 SketchUPは無料ながら、簡単に3D画像が作成でき、寸法入力や断面画像等、建築パースに向いているソフトだと思います。高度なレンダリングを求めるなら有料のレンダラーが必要ですが、名前の通りスケッチ程度のイメージ図の作成であれば、使えるソフトです。 (KIYO)

住宅および建築物の省CO2対策講座

 CPD3.0  外断熱に熱心に取組んでおられる東邦レオ主催・NPO法人外断熱推進会議後援による講座を受講してきました。  講演は3部構成で、最初は「建物外皮の省エネ仕様と性能」について金沢工大の 垂水教授に一般レベルの断熱では窓は壁の10倍の熱還流率なので断熱コストの安い壁で稼いだ方が有利だとか北陸の湿度は決して高くない、きっちりと計画換気をすれば体感温度が高くなると教えられました、またいろんな実験データ分析についてうかがいました。  次は自ら断熱改修や断熱重視の物件に取組んでおられる高屋設計環境デザインルームの高屋氏の「北陸における事例紹介と省エネ補助」について、国の補助金をもっと有効に使うべきとの助言をいただきました。  最後にNPO法人外断熱推進会議の改正理事による国内外の事例紹介と外断熱の有効性についての説明をいただきました。                                       寺林

応急危険度判定講習

cpd3.0 応急危険度判定とは 「地震により被災した建築物について、その後の余震等による倒壊・部分の落下・転倒の危険性を速やかに判定し、復旧までの間、被災建築物の使用にあたっての危険性を情報提供することで人命に係わる二次的災害を防止する」 ことを目的としています。 調査済みの建物には↓のようなステッカーが貼られていきます。 一見すると被害の少ない建物でも、構造に致命的なダメージを受けている場合があります。 設計に携わる者として耐震性能の確保はもちろんですが、いざ発生した地震に対しても二次災害防止に努めなければならないと思いました。 (iwa)

トヤマウッド設立記念イベント

    CPD2.0    トヤマウッド ネットワーク主催で「トヤマウッド設立記念イベント」 として企画された田園住宅開ヶ丘に完成した生活館・交流館・観察館の 見学会とシンポジウム「私たちの住まいと緑環境のこれから」に参加 してきました。  まず生活館に集まってから生活館・交流館・観察館と見学しました、 3館共ローコストでできていました、でも無垢材を主体に造られている のでどれも気持ちのいい空間でした、とくに当たり前のように使われ ていた床のモルタル仕上げや天井の構造用合板がとても新鮮で ローコストを感じさせませんでした。  それから周囲の里山全開の生活館でシンポジウムが開催されました、 地域産材を使うことが里山再生につながることや、地域産材使用ユーザー 代表の方から里山杉林の見学会に参加して空気の違いを実感 して地域産材で家を建てたいと思ったことなどをお聞きしました。  また地域産材でもコストを押えて建てるには節のある杉材も 自然の姿として受け入れ使用することも一つの考え方ではないかと いうことで地域産材をできるだけ使うように啓蒙活動を実行していこう ということでした。                              寺林

アルミハウスプロジェクト

cpd1.0 山下保博×アトリエ天工人×金沢工業大学 宮下研究室を中心にアルミを用いた住宅の一般化を目的として進められてきたプロジェクト。 今回そのモデルケースとして開発・設計された住宅のオープンハウスに行って来ました。 今までアルミといえばサッシ。 それも薄く細く軽いもの。 アルミを壁面として見たのは初めてで、ソリッドな質感と素材本来の鈍色は新鮮でした。 アルミを構造材・仕上材・照明ボックス・輻射冷暖房装置に使用し、太陽光発電・地中熱利用・LED照明と、最新技術を詰め込んだものになっていました。 高い施工精度と慎重な詳細設計があってこその建物という感じがしました。 (iwa)

長期優良住宅に関する技術講習

cpd 3.5  最近、建築業界以外の友人から『長期優良住宅っていったい?』とか 『長期優良住宅って得なの?』といった質問をたまに受けます。 それだけ世間の感心も高いということでしょうか。。。。。 というわけで、技術講習に行ってきました。 まず、日本の住宅の平均寿命は約30年といわれています。 それに比べてアメリカでは約55年、イギリスでは約75年だそうです。 昨今の省エネ、低炭素社会の流れに乗って、以前から問題視されて いた日本の住宅寿命の短さをなんとかしようという動きです。 技術的な取組としては、耐震性の向上、維持保全の容易性、 住環境への配慮、可変性の確保といった項目が挙げられます。 雑誌なんかで見ると、『長期優良住宅』とするのに2割程のコスト アップになると書いてあったりします。 個人的には、制度を設けなくても、メンテナンスをしっかり行って いれば、欧米と同じ寿命は確保できるはずだと思うんですけどね。 長期にわたり大切にしていける、思い入れのある家づくりをしていれば メンテナンスをする気持ちになるのではないでしょうか。 家はその人そのものであって、決して商品であってはいけないと思います。 <まつもと> ******************************************* 県内の長期優良住宅の申請数は、6月-13件 7月-33件 とまだ数としては少ないですが、申請数はこれからも増加して いくと思われます。申請するにあたって大変な部分もありますが、 これが良い建築の増加に繋がっていけばと思います。 <KIYO> 投稿を公開

エネルギーソリューション&蓄熱フェア’09

cpd4.0 一般建築における空調・給湯、オール電化住宅のエコキュートなど「ヒートポンプ」をはじめとした高効率機器・システムなど最新技術の展示が行われました。 太陽光発電も補助金制度による導入が進んでいることもあり各社特色を出した展示でした。 このほかに、松田平田設計本社ビルと前川製作所本社ビルの施設見学も行われました。 松田平田設計本社ビルは築50年の建物をリノベーションし、CASBEE改修にてSランク第一号を取得した建物です。 耐震改修と共に、屋上緑化、新たに設けた吹抜空間など大胆な改修と実験的な技術導入など思いの詰まった建物でした。 前川製作所は産業設備を広く製造している企業で、自社ビル新築に伴い空調・給湯用熱源機は全て自社製品を使用していました。 地中熱を利用したヒートポンプ等も採用し、エネルギー使用量をリアルタイムで社員全員が共有することで省エネにつなげているということでした。 どちらの本社ビルも独自の技術やノウハウをつぎ込んだもので、担当者の話を聞いていても満足度の高いものになっていることを感じました。 (iwa)

オアシス21(名古屋)

cpd3.0 (少し難解な)法令の講習会で名古屋に行って来ました。この法令の適用建築は富山では少ないと思いますので、地方で開催しても定員を確保しずらいと思います。 講習の話はともかく、名古屋での建築見学の報告を。    講習会場は栄でしたので近くのオアシス21を見て来ました。 オアシス21は店舗、バスターミナル、公園(緑の大地)からなる複合建築です。2002年の10月に竣工しています。フットサルが出来る吹抜け広場(銀河の広場)の上部にオーバルの水盤屋根(水の宇宙船)が覆っています。屋根はすべてガラスで歩行出来ます。地上14mの空中散歩です。中央の水盤には水が張られ(水深7㎝ 雨水を再利用しているらしい)水越しに下を覗くと、鉄骨の揺れとあいまって微妙なさざ波模様が「まるで海底都市」と言われますが、あいにくの雨でそこまでは…。建物の好き嫌いはともかくとして、インパクトの強い建物で地区のランドマークになっています。雑誌等で情報は入りますが、やはり空間を体験しないと理解しにくいものです。機会があればもっと見てみたいものです。   (かわ)

家庭用燃料電池

cpd2.0 家庭用燃料電池といっても乾電池やバッテリーなど充電や放電を行うものではなく、小さな発電機のようなものです。 水素(LPガスから取り出す)と空気中の酸素を化学反応させ、電気と熱を取り出します。 発電所から家庭に送電される電気は、発電時の排熱や送電ロスによりエネルギー効率が35~40%と言われています。 家庭用燃料電池の場合は発電と合わせて排熱を利用してお湯を沸かすことでロスを少なくし、エネルギー効率も70~80%と高くなっています。 CO 2 排出量も従来(ガス給湯器と電力の併用)より約30%削減できます。 燃料電池の技術開発が進み家庭用として小さく価格も下がりましたが、まだまだ割高感は否めません。 2015年を目標に価格も50~60万円程度まで下げたいということなので、そうなれば地球にも家計にも強い見方になってくれると思います。 (iwa)

木造住宅耐震診断研修会

cpd2.0 富山県では木造住宅の「耐震診断」「耐震改修」を行う場合補助金を設定しています。 耐震診断は¥2,000~6,000円の負担(昭和56年5月31日以前着工等の条件有)で行えます。 耐震診断では間取りや構造はもちろん、経年・風雨・地震などによる建物の劣化具合を細かくチェックし診断に反映させていきます。 耐震診断が木造住宅の耐震化が促進されるきっかけとなればと考えています。 詳しくは富山県HP↓ http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1507/kj00002134.html (iwa)

建築物の改正省エネルギー基準の概要セミナー

 cpd-3.0    省エネ法の改正でいままで延べ床面積2000㎡以上が法対象だったのが、来年からは300㎡以上が対象になるということなのでどういう中身なのか知りたくて参加しました。3人の講師で駆け足の説明でよく理解できないヵ所が沢山ありました。このての届出書は該当物件で一度自分で作成してみないと理解できないと思いました。                       寺林  追記 (カワ) cpd3  省エネ法(正式名:エネルギーの使用の合理化に関する法律)が改正されました。今、問題になっている地球温暖化。その原因とされているのがCO2。異常気象に砂漠化や海水面の上昇が進み、エネルギー消費に伴うCO2排出量を抑制することが世界的な課題となっています。  1997年に採択された京都議定書において、我が国は温室効果ガス排出量の6%削減を約束しており、2008年から約束年度が始まっています。ところがCO2排出量は8.7%も上回っており削減約束達成には更なる努力が必要です。  最大の狙いは、全温室効果ガス排出量の3割を占め、CO2 削減効果の排出量が増えている民生(家庭+業務)部門における住宅や建築物に関する省エネ対策を強化すること。  これにより、平成21年4月1日以降は、大規模な建築物(床面積の合計が2000㎡以上)の建築時等における届出に係る省エネ措置が著しく不十分である場合に、 所管行政庁は変更指示に従わない者に対し、公表に加え、指示に係る措置をとることを命令することができるようになります。また、住宅を建築し販売する事業者(住宅事業建築主)が新築する一戸建ての住宅の省エネ性能の向上を促す措置が導入されます。  平成22年4月1日以降は、一定の中小規模の建築物(床面積の合計が300㎡以上)について、新築・増改築時における省エネ措置の届出及び維持保全の状況の報告が義務づけられます。 建築業界自体も法律改正で難しい状況ですが、さらに省エネ法が加わり一層厳しくなります。  でもこれは未来のためには必要なことでしょう。       セミナーの様子(6/25)

小川三夫棟梁の話

   先週末、勝興寺での技能伝承講座、小川三夫棟梁の講演会に行ってきました。小川氏は法隆寺宮大工の西岡常一棟梁唯一の内弟子です。高校生のとき法隆寺をみて感動し宮大工 を志したそうです。  21歳で入門、30歳で独自の徒弟制度による「鵤工舎」を設立。2年前に一線から引退されましたが「現代の名工」です。全国から有名な棟梁達(紹介されてもよく分からないが…)も集まっていました。御婦人や親子、高校生もいました。全国から300人を超える聴衆で広い 御堂が満杯です。氏のことは著書「木のいのち 木のこころ(地)」で人なりを想像していましたので是非聞きたい講演でした。最近は30人/年ほどの弟子入り希望だそうですが、数年前までは300人/年ほどの弟子入り希望者があったそうです。おそらく日本で一番有名な棟梁の一人と言えます。演題は「不揃いの木を組む」です。  木の話半分、弟子や徒弟のしくみ話半分です。「木組とは」木の気を移し 組むこと。「木組は立ち木の状態(方位)に合わせ、寸法で組まず木の癖で組む」法隆寺大工の口伝との事。弟子の話では「不器用一心」が一番上達するとの事。他を見ず、どっぷりと浸かるとウソ偽りのないものが出来る。言葉や数式ではなく、体にしみこませた記憶と勘によってしか伝えられない想いに執念を感じました。    氏は国泰寺の三重塔を造っています。どのようなものか見たくて、講演会後寄ってきました。本堂の後の山中にその塔(利生塔)はあります。こじんまりとした均整がとれた塔です。周囲の緑に映え、静寂のなか時鳥の鳴き声も印象的でした。           勝興寺本坊・解体修理中の現場     国泰寺・利生塔(6/20 17:00)  cpd 3  (かわ)

「防火対象物をとりまく現状」と「富山の温暖化とエコライフ」

cpd3 建築士会砺波支部のcpd講習会「防火対象物をとりまく現状」と「富山の温暖化とエコライフ」に行ってきました。3年前の長崎グループホームの火災や今年の群馬県静養ホームで多くの方が亡くなられました。いずれも小規模な建物での火災です。違法建築の疑いが強いのですが、それに伴い消防法が改正されました。延べ275㎡以上のグループホームにスプリンクラー設備が義務化(3年間の猶予あり)されました。 高齢者施設には安全で必要な処置と思われます。  「富山の温暖化とエコライフ」は(財)とやま環境財団の出前講座です。 富山の環境も世界の流れで温暖化です。各種の気象データを分析しても明瞭です。毎年5~7kmの早さで温暖化が北上しています。100年後には宮崎の気候が富山の気候になるそうです。温暖化を止めるべき政府もエコ家電の推奨や脱CO2社会の構築にやっきです。他人ごとではなく「環境にはなにがよいか日々考えること」が大事と言えます。     (かわ)

ウインドウフィルムによる安全対策と省エネ対策

  cpd 2.0    建築事務所協会の勉強会で窓用フィルム使用する目的と性能について住友スリーエムの瀬堂川さんの話をうかがってきました。窓用フィルムにはいろんな利用目的がありますが今回は安全対策上の飛散防止と 省エネ対策利用について説明いただきました。フィルムの飛散防止性能により、人がぶつかったり地震時にガラスが飛散しないのでガラスによる負傷が抑えられること、また省エネ利用については可視光線を通しながら日射を反射させて冷房負荷を抑えることにより地球温暖化に寄与することなど、いろんな性能も交えてお話いただきました。講演が終わり帰りにフィルムのあり・なしガラスの裏からビームを照射して体感温度差の体験をしたんですがハッキリと温度差あり想像以上の効果を確認できました。         寺林 cpd 2.0 窓用フィルム研修会 (カワ) 窓用フィルムは安全対策、省エネ対策、目隠し効果、日照対策、外観向上、防犯対策、紫外線対策、防虫対策、電磁波対策と多様な目的に対応しています。性能的に10年ほどの寿命であり傷付きやすい短所もあります。日照対策の性能的にはLow-Eガラスが勝っていると思われますが、単板ガラスの約10倍と高価です。その点、フィルムは簡単な後施工も可能で、充分な省エネ効果が期待出来ます。なによりガラスの飛散防止に絶大な効果があります。使途を見極めて使用したいと思います。

「建築の周辺」

CPD 1.5 アーキビジョン広谷スタジオ 代表 広谷純弘氏の講演会「建築の周辺」 に行って来ました。富山で小見地区、福沢地区、大庄地区コミュニティー センターを設計されています。(まだどれも見ていない) 住宅が中心ながら、 各地区で公共建築も数多い。「自然との調和・共生が大事であり、 ワンポイント でも自然と調和されている住空間があれば開放性は変わる」 との事。納得。 ワークショップに熱心で8/29、30日に大庄地区コミュニティー センターで イベントが開かれる。ぜひ、覗いてみたいと思う。 それにしても、会場にお役人さんが多かった。  (かわ)

巖浄閣

CPD 巖浄閣の見学に行ってきました。 福野高校内にある重要文化財です。 目をひくのが、外壁のさくら色。 資料によれば、大正2年にさくら色に塗替えた のを近年の復興改修の際、当時のさくら色を再現。 実際の建物を見ると、やっぱり「さくらいろ」してました。 パンフレットの資料の写真は「ピンク」にしか見えない・・・ 吉田鉄郎設計  「福野農学校農業博物館。報徳会館」 の設計図や、仕様書、等の展示もしっかりみてきました。 ガラスケースに大事に収納されていたので、 他の図面もみてみたかったです。 おだけみほこ CPD 2  (カワ) 地元の建築家「吉田鉄郎」企画展で福野高校・巖浄閣へ行ってきました。 巖浄閣は保存修理完了時の企画展(平成17年11月)以来です。外壁の 桜色は少しあせたようにも感じ、落着きを醸しています。115年前の 明治36年 に竣工していますが、簡素ながらバランスがよく、好きな建物 の一つです。 吉田鉄郎(明治27年~昭和31年)は東京中央郵便局の設計者として有名 ですが、 旧福野町の出身でいくつかの建物を地元に残しています。 西方寺の授眼図書館 (旧福野町立図書館)もその一つです。 現存していますが今は開放していません。 旧農学校・報徳会館の設計図書(青図)が公開されていましたが、しっかり とした線 で描かれています。ガラスケースの鍵を持つ係員が不在の為、 他の図面を見れな かったのは残念です。 (事前に連絡すれば閲覧出来るとのこと) 7月25日までの第二、第四土曜日に公開していますから機会があれば覗い てみようと思います。 巖浄閣の窓枠(繰型)は旧中越銀行本店(現 砺波郷土資料館)と同じです。 どちらも実施設計と工事監督は砺波市太田の藤井助之丞です。 (旧中越銀行本店の概括設計は長岡平三) 旧中越銀行本店は明治42年に 竣工し昭和54年に チューリップ公園に移築しています。ちょうど 「旧中越銀行本店の百年展」が開かれて いましたので、その足で覗いてき ました。 30年前に移築に係った者として懐かしい気分です。巖浄閣は洋風建築 ですが こちらは銀行であり、外観は土蔵造り、内部は洋風をふんだんに取 り 入れた 擬洋風建築です。当時としては最高の建築物です。藤井助之丞 の 設計図 (ケント紙 A1)が百枚以上残されていますが、図面表示と烏口、 筆の線 は絶品で

TOTO学校トイレセミナー

cpd:2.0  最近の学校のトイレの最新傾向とエコ改修について伺いました。     それから地震時などの避難所として、また地域開放やバリアフリー化などもふまえて説明していただきました。  生徒を含めて利用者参加型のトイレづくりや、節水型の便器にした場合は旧式のものに比べて想像以上に水道料が抑えられること、既存の便器を節水型や洋式便器に短期間で取替えられる工法の詳解がありました。  最後にアイデア満載の新築や改修事例の説明を興味深く聴かせていただきました。     寺林

アルミで耐震補強

cpd2 アルミ材での耐震補強の講習に行ってきました。 学校等の耐震補強で、Vや/等の補強は通常鉄骨です。 今回東急建設+住友エンジニアリング+建研でアルミ材での 耐震補強材を開発したそうです。 「TSKアルミブレース」 開発会社の頭文字を取っただけです。 一般的にアルミは高価です。 ですから、アルミにする理由が必要です。 アルミだと軽い。→手で運んでます。カタログより アルミだと錆びない。→鉄骨は錆びる アルミだと色がつけれる。→鉄骨の塗装は剥げる あと アルミは地域産業の材料。 富山県はアルミ関係の生産がさかんです。 しかし、これは滋賀で生産でした・・・・ いろんな問題もあるけれど、選択の一つに おだけみほこ

制振住宅工法の開発

cpd:1.5 富山県木材研究所が開発した制振工法についての説明会に行って来ました。 木造住宅が地震に耐える方法として主に ・耐震:建物が地震力に耐えられる強度を確保する方法 (通常) ・免震:建物と地盤の縁を切り直接揺れが伝わらないようにする方法 ・制振:建物内で地震力を吸収し揺れを抑える方法 の方法があります。 今回は制振について、新しい工法の開発説明と公開振動実験でした。 実物大の制振壁に地震と同じ揺れを発生させることで、性能・揺れ等を確認しました。 改めて地震動の大きさと構造の重要性を認識する良い機会でした。 (iwa) ********************  制振デザイスとしては軸組み・パネル・ダンパーとシンプルで構成ですが、8個のダンパーにより地震エネルギーを吸収し、それなりの実験数値が出ているのが分かりました。今回のものは今後、特許申請・壁倍率申請と予定しているそうです。実用化にはもう少し時間がかかるようです。 (きよし)

呼吸する家づくりの研修会

CPD2 呼吸する家づくりの研修会 ファイバーエースを使った 住宅の正しい断熱方法の講習。 現在「いちおし」の断熱方法で、 何件も設計してきました。 今回の講師 断熱屋山本 順三氏 でしたので、ぜひと思い参加しました。 建築を生業としているメンバーを前に かなりの毒舌でした。 篤姫の母の言葉ではありませんが、 「一方を聞いて沙汰するな」 いろな方法、工法、材料・・・・ 自信をもって提案できる設計を こころがけていきたいです おだけみほこ 呼吸する家づくりの研修会 (カワ) 「断熱屋」こと山本 順三氏の講習会に参加してきました。 「セルローズファイバー」が断熱材で一番。いや断熱性、防音、調湿、耐火、防錆、省エネ、安全、防カビとどれをとっても「セルローズファイバーしかない!」と断言されます。受講生は圧倒されるばかりです。 「各材料に“透湿” があれば“結露”は起こりえない」は納得出来ます。健康な「住人」は健康な「建築」からに賛同しつつ、しっかりしたポリシーを持つ重要性を感じた時間でもありました。  (cpd 2.0)

エコキュート

CPD2.0 エコキュート導入補助金制度についての研修会に参加してきました。 砺波市・南砺市・小矢部市内において、全世帯の約15%が既にオール電化住宅となっています。 それに伴いエコキュート設置台数も5年で15倍に増加し、オール電化住宅の1/3に採用されています。 21年度はエコキュート1台導入につき¥41,000の補助金が受けられ、交付予定台数約22万台/総額約100億円の予定となっています。 詳しくは日本エレクトロヒートセンターHPで http://www.jeh-center.org/ecocute/index.html (iwa) エコキュート研修会の追記  オール電化市場の動向には目を見張るものがあります。社会の流れでしょうか、経済がエコにシフトしています。今回の家庭用申請は年5期(5回)に分けて各期とも先着順で受付されます。第1期は4/23から6/26まで。上記の日本エレクトロヒートセンター私書箱に到着したものから行われます。 4/22に投函したほうがいいですネ。 なお、完了報告提出期限も決まっています。工事が延長になる場合は、 次期分に申し込む必要があります。  (カワ) cpd2.0

あかりのエコアイディア2009

CPD2 世間はECO、省エネで沸いていますね。 エコカー減税、ECO商品購入によるECOアクションポイント 建築分野でも省エネ住宅には税控除の優遇措置などなど。 来年4月からは改正省エネ法により、小規模な施設にも法律 の網がかけられるようになりますし・・・。 今回はあかり(照明)の省エネです。 2012年までに白熱電球の国内での製造・販売が中止となって いるのはよく知られていますが、 現在、その代用として脚光をあびているのがLED照明です。 省エネ・長寿命な照明器具として、業界では注目を浴びています。 でも・・・・、値段が高い! (メーカーさんは安くなったといいますが) ただし、約5年で元がとれるようです。 その他私が注目したのは、無電極ランプ”EVERLIGHT”でした。 一般の蛍光灯のように電子を飛ばして管を光らせるのではなく、 電磁波によって光らせる電球だそうです。 耐用時間は、約60,000時間! つけっぱなしでも約16年くらいもつそうです。 体育館などの高い天井の建物にはもってこいですね。 しかも、蛍光灯のように、スイッチを入れればすぐに点灯します。 注目の一品です! (まつもと) あかりのエコアイディア。 やはりLEDでしょう。 電気の球の交換の必要がなくなるのですから・・・ LEDは明るさが足りないイメージがありましたが、 違いました。 床を照らしていたダウンライトは、壁を照らす事。 自信をもって採用できます。 ただし、LEDやエコ商品と言われている機器が全て、 何十年後を考慮し、開発され、商品化されているか? よく見極めて、採用する事。 ってメーカーさんのお話でした。 なるほどー。さすがー一流メーカ自信あるんですね。 肝に銘じました。 しかし とある一流メーカーの冷蔵庫 まったくエコじゃなかったって。 何を信用すればよいのでしょうか? (おだけ)

木造住宅の耐震

CPD6 木造住宅耐震診断セミナーを受けてきました。 「ホームズ君」は、耐震診断のソフトの名前です。 この「ホームズ君」を使って、診断しています。 パソコンを使えば、だれでも同じ結果になるわけではありません。 耐震改修の考え方は、10人10色。 今回は、ここでこーすると、あーなる。 とか ここであーすると、こーなる。 とか ソフトの特性を説明も含めた 耐震改修の基本を習いました。 耐震診断をし 耐震改修計画をし 耐震改修工事をして 初めて、耐震診断をした意味があるのですが、 富山県は住宅の耐震改修率が ダントツで 最下位。 設計を生業としている、自分達が モット声を上げないと・・・・ おだけみほこ ****************************** 木造住宅の耐震が問題視されていますが、 今回のセミナーは木造住宅の耐震診断ソフト「ホームズ君」 を使った診断の流れに関しての内容でした。 日本は地震が非常に多い国です。 近年でも阪神・淡路大震災、新潟中越地震など大きな地震が相次いで起こっています。それ以外にも実は微弱な地震は毎日のようにおきています。(→ 気象庁地震情報 ) そういうなか富山県人は耐震化の数値を見てもなぜか地震に関して関心が薄いように感じられます。でも大きな地震が起きてからでは手遅れということになりかねません。特に昭和56以前の木造住宅は金物が使われていなかったりと大変危険だとされています。今のうちに早期の対策が必要です。 耐震診断はまず住宅の現況を調査するところから始まります。調査は壁など一部解体するという大掛かりなものもありますが、ほとんどの場合は解体せずに築年数や小屋裏などの調査でどれくらいの耐震化が必要か判断できます。すこしでも自分の家の耐震に心配があればご相談ください。 (きよし)

住宅の長寿命化

CPD3 住宅の長寿命化に関する講習会に行ってきました。 200年住宅を目指して? 「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」 なるものができました。 履歴書の作成なんて、今までになかった法律です。 住宅における「カルテ」を作成して、 長く住宅に住まう。 良い事です。 お客様は税金が優遇されます。 資産価値も上がります(その予定) 法律を自分のモノのして お客様へ提案出来る様に、 日々勉強です おだけ

改正省エネ法

cpd2.0 改正省エネ法の概要について説明会に参加してきました。 京都議定書発効から4年。 チーム・マイナス6%ということで温室効果ガス6%排出量削減に向けて各分野の取り組みが進んでいますが、実際には基準年より6~7%増えてしまっているのが現状です。 そこで平成21年4月から省エネ法の範囲を広げ排出量削減につなげようと改正されます。 平成22年4月からは、住宅・建築の分野においても300㎡以上の新築・増改修時において適切な省エネ措置を行わないと建築できなくなります(予定)。 今後法施行に向けて開催される研修会に参加したいと思います。 (iwa.)

サスティナブルセミナー2009

CPD2 サスティナブルセミナー2009 「2050年の都市とデザイン」 中村勉氏の講演会に行ってきました。 建築に携わる者として、「環境」を無視できない のはわかってはいたのですが・・・ 自分の考えは、生ぬるいと痛感しました。 環境に良い材料を使うとか 自然の材料を使うとか それはそれで、良い事だけれど・・・ 考え方の軌道修正しなくては。 おだけみほこ

法定講習会 初受講記

昨年の11月下旬に施工された新建築士法により、設計に携わる建築士に対し3年毎に法定講習を受けることが義務付けられました。最後に考査があり合格しないと「修了者」として扱われません。富山県においてその講習会が2/20に初めて行われました。5時間の講習と1時間の考査です。講習は配付テキストに沿い進められます。項目も多く、重要ヶ所には下線が引かれています。講師はその部分を重点的に説明されますが、時間の不足から「駆け足」の感もします。厳格に在席確認もあります。肝心な考査ですが… 正誤を問うマークシートです。テキストの参照が可能で難易度もそう高くはないのですが、引っ掛けのような問もあります。確認に頁を捲ると余裕はそうありません。「テキストのどこになにが書いてあった」の記憶が大事です。居眠りはせず、真面目に聞いていれば普通に答えれますが…。発表は4月末です。 (かわ) (CPD6)

富大地域連携講座「夕塾」第5回

  <CPD2>  今回はインテリア建材着色などをしている「モメンタムファクトリーOrii」の折井宏司社長の「職人の誇りとデザイナーの美意識」と題しての講演でした。東京の会社勤めから家業の銅器着色をどいうことで受け継ぐきになったのか、家業の着色技術をを使っての新たな分野への試行錯誤を繰り返した日々を話された。最後に「伝統産業は古いやり方を守るだけでなく、新しい方向を見出していってこそ守られていく」と語られた。             寺林       

建築家「山口 隆」氏 講演会

CPD 2.0  山口 隆氏の講演会に行って来ました。  コンペ作品のスライドなどいろいろと観させて頂きましたが、山口氏の発想力や行動力の良さが感じられました。考えを徐々に形にして最終形態まで持っていくその過程で最初の段階ではこれがどうまとまっていくのか想像がつかないような斬新な視点には驚かされました。  「建築-パラサイトは自己以外の全てを潜在的な敷地と認識する」という演題に関しては正直よく分からなかったんですが、何か自分が学生の頃にいろんなデザインを思い描いていたのをふと思い出しました。 (きよし)

講演「少ない材料で豊かな空間」

CPD1.0 建築士免許交付にともない行われた建築講演会に行ってきました。 ・最小限度の必要性 ・ディティール ・精神的な豊かさ の三つをキーワードとし、実例をもとに設計のプロセスなどを聞くことが出来ました。 講演された村瀬氏、川合氏ともに金沢工大の水野研究室出身と言うことで、同じ研究室出身の先輩方の建築に対する取り組みや考えは勉強になりました。 [iwa]

富大地域連携講座「夕塾」第4回

  <CPD2>  今回は家具販売・住宅設計施工のSUKENOでインテリアコーディネーターとして働いておられる梅田さん池畑さんの「リフォーム提案だって、立派なインテリアデザイン」と題しての講演でした。住宅のリフォームや家具についてクライアントの相談にのり提案している、クライアントの趣味や性格をよく知り、現場をよく見、クライアントの話をよく聞くことがクライアントに満足してもらえる住空間創りになるということでした。         寺林

ISO改訂

CPD4 ISO9001 2008改訂規格のセミナーを受けてきました。 マイナーな改訂だから、ちょっと油断してセミナーに参加してしまったので、 反省です。 解説について行くので、いっぱいいっぱいでした。 改訂ヶ所が70個。 でも 70箇所全てが該当するわけでないし、 柔軟に対応できる部分もできたし、 使う側では、「しばり」がゆるくなった感じです。 この際だから、事務所の品質マニュアルを見直して、 スマートなシステムにしたいものです。 システムの運用がうまくいって、 「顧客の満足を得る、品質を提供する」 ことが、最終目的です。 おだけみほこ

富大地域連携講座「夕塾」第3回

  <CPD2>  今回は本校のデザイン学科の卒業生で印刷・紙器メーカーの富山スガキの企画制作部制作一課の西田一生さんの「若手パッケイジデザイナー、悩み、苦しみ、喜ぶ」をテーマとした講演でした。これまで手掛けた商品をを見ながら悩んだことや、苦しんだこと、やりがいあって認められ喜んだことを聴いた。学生時代に抱いていたデザイナーのイメージとは少し違っていたこと、そして「製品の良さや特性を伝えられてこそデザインといえる」で締めくられた。               寺林  西田一生さんは年齢も若く(おそらく20代後半)、分野が異なる ものの、中堅として企業ではたらく者の役割を自分と重ねてみて いました。  驚いたのは半年間こなした仕事量が平均で0.8件/日という スピード感でした。よくそれだけのアイディアが生まれてくるもの だと感心しましたが、それはやはり日頃の訓練の賜物ではないか と思いました。これはトップレベルの方の講演を聞くと必ずおっしゃ られることですが、「どれだけ多くの引出しを自分のなかにもっておく か。」がキーポイントになるということです。  ものづくりに携わる者の一人として、「悩み、苦しみ、喜ぶ」 という感覚を常日頃持ち続けていたいものです。    

富大地域連携講座「夕塾」第2回

   <CPD2>  今回は{売れる物は、なんだって売る。デザイン営業マン奮闘記」という演題で金属製造販売のナガエのアート事業部で営業をしておられる青井一暁さんの講演でした。青井さんは高岡の伝統工芸彫金家の家に生まれたが、家業を目指したが結果的に家業は継がずいろんな職業を経験され今の職業につかれ高岡の伝統工芸を生かしたデザイン工芸品の販売のここん奮闘ぶりを聴いた。最後に「高岡にはまだたくさんの可能性があると思う」としめくくられた。                寺林    青井さんは年も自分と同じくらいなので、たいへん刺激になりました。 カフェの経営など、いくつものことに挑戦しておられて、エネルギッシュ な印象でした。 色んな場に足を踏み入れておられて交流の場をひろげ、プロデューサー の役目をしておられます。 自分ももっと活躍の場をつくらないといけないなあと感じました。 やっぱり会社という枠にこもっていては自分自身成長しないなあ と感じました。