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人を動かす建築プレゼン特別講義

日経アーキテクチュア主催の建築プレゼンの講義に行ってきました。 雑誌等では観たことがある建築物やプロポーザル等のプレゼン資料ですが、実際に設計者の生の声を聴けるとあって、興味がありました。 講義は竹中工務店 原田哲夫氏、シーラカンスK&H 堀場弘氏、日建設計 山梨知彦氏の三者によって行われ、実際に行ってきた設計プロセスを聴くことが出来ました。 三者共とても興味深い内容であり、今日の内容をまとめ今後の作業に反映出来ればと思います。 KIYO CPD 3.5

遠藤秀平氏講義

富山大学で開催された講義に参加してきました。 7回の連続講義で、初回は遠藤秀平氏でした。 「温故創新」というテーマのもと、日本国土の成り立ちから日本人のDNAに刻まれ受け継がれている美的感覚を歴史から学んでいるということ。 そして、それが遠藤氏の創る建築の一つのヒントとなっていて、アバンギャルドな建築に見えていてもその背景には整理された解答があるということ。 より良い建築を創る真摯な姿勢と徹底的なスタディを重ねる重要性を改めて感じさせられました。 この後もグラフィックデザイナーから造園家まで多岐にわたる分野の方が講義されるので興味のある方はぜひ。 http://geibun-regional.tumblr.com/post/152542791205/ iwa CPD2.0

「善徳寺・台所」平成の大修理見学会

      先週の日曜日、地元の城端別院善徳寺 の「特別現場公開」を見学してきました。  善徳寺は城端むぎや祭りの会場としても 知られています。 善徳寺本堂は建立から 250年以上経過し「庫裏・台所廻り」の建築 群も150年近く経過しています。  移築と増築を繰り返してきた建物も応急 修理でのつくろいには限界があり、昨年 より半解体修理を進めています。  特に庫裏は鉄骨構造補強し大地震にあ っ ても倒壊しない対策を講じています。 (写真は左側ですが右側は下屋内に組み 込まれています。勝興寺の庫裏改修と同じ 方法です)    四間つづきの4間正方の枠の内はそれ は 大きな内部空間です。昔からの「煤」で黒 ずんでいますが見応えがあります。 「竈」も復元し、交流の場として活用の予定 です。 庫裏の改修説明後、御堂内陣の金箔補修 の状況を見学しました。今回は16行程の内 2~3の最終仕上げを行うそうです。 KAWA  (CPD2.0)

「岐阜の建築」見学紀行

   先日、岐阜土岐市の核融合科学研究所 を見学してきました。 世界のエネルギー消費量は増える一方で すが化石燃料などのエネルギー資源には 限りがあります。環境負荷の少ないものが 望まれますが太陽光や風力、地熱等では 大規模な発電は困難です。将来の核融合 発電を目指して研究を行っている所です。  原子力発電は核分裂反応で熱を取り出 し発電しますが核融合反応は荒っぽい表 現ですが「原子核同士をぶつけてエネル ギーを取り出す」ことを言うそうです。  通常の状態では原子核が単独で存在し ないため高温のプラズマ(原子核と電子が バラバラの状態)について研究しています。  宇宙と同じ真空状態の中で高温状態 (7000万度近くを将来は1億度超え)にする そうです。超電動磁石を使い強い磁場で 高温のプラズマを閉じ込 めて、「地上に 太陽」を作る研究です。  核融合発電が実現したら海水3Lと携帯 電話の電池1個分から1人当たりの年間 電気使用量(7,500KW) が得られるとの事。  30年前後の実現を目指しているそうです。 制御室も見学しましたが壮観です。(ここは 下町ロケットの管制室の撮影に使われま した)日本にこんな研究施設があることを しりませんで した。(1人からでも見学出来ます。よろしけば…)  6月に開館した多治見市のモザイクタイ ルミュージアムを見学して来ました。 採土場をモチーフにしたユニークな外観 です。    7㎝角程度以下のタイルをモザイクタイ ルを指します。笠原町はモザイクタイル 全国一の産地で、地元有志が長年収集 してきた資料を展示しています。 意外性 の外観が注目を集め集客力は絶大で す。  登り窯をのようなトンネル階段で4階に 上がり 1階へ降りてくる流れです。  4階は半屋外空間で白がベースの展示 空間です。かつて生活のなかで使われて いた種々のタイルが展示されています。  タイルの歴史や製造工程、最新のタイ ル情報も提供しています。 ものづくりへの敬意が伝わります。    岐阜市の「みんなの森メディアコスモス」 を見学してきました。建築家伊東豊雄氏 設計の最新の図書館です。   1階は市民活動拠点としてホール、

内藤廣氏講演会+富山県美術館現場見学会

先日行われた内藤廣氏による新美術館の講演会に引き続いて、富山県美術館の現場見学会に参加してきました。 講演会では、プロポーザル~設計~現場に至るコンセプトやディテール検討などの専門的な内容は非常に興味深く聞かせて頂きました。 その内容を現場見学会で確認できたことで理解が進みました。 内装工事の真っ只中であったため、今後足場が外れて現れる空間と、美術館からの景色が楽しみです。 環水公園人気の現れか、平日の昼間に周辺駐車場が満車だったことにも驚きました。 iwa(CPD2.0+2.0) 屋上に上がったものの、あいにくの天候で立山連邦は見えず。 開館後は是非行きたいです。 KIYO CPD 2.0

内藤廣氏 講演会

 富山県美術館をめぐってと題した内藤廣氏の講演会に行ってきました。  講演会では、現在建築中の富山県美術館から新国立競技場・豊洲市場移転についての話もして頂け大変興味深い講演会でした。富山県美術館は、アートとデザインそして子供がキーということでしたが、富岩運河環水公園という立地条件を活かした、とても綺麗で気持ちよく利用出来る施設という印象を受けました。また屋上から観る立山連邦は絶景だと強調されてましたので、早く観てみたいですね(来週の見学会で観れるといいですが)。  もともと建設地にあった広場は子供を連れて遊びに行っていたので、無くなった時はなんてことをするんだと思いましたが、屋上に新たに庭園をつくり遊具を設置する計画なのでほっとしました。ふわふわドームもしっかりあり、さらには美術館ということもあり彫刻等のアート作品も一緒に設置されるということで開館が楽しみです。  富山県美術館の開館は平成29年の8月26日(土)に決まったようですが、その日は偶然なのか内藤氏の誕生日だそうです。 KIYO CPD 2.0

応急危険度判定士

 富山県被災建築物応急危険度判定士講習を受講し、判定士の登録申請も行ってきました。  日本は地震が多く、本年度も震度7を記録した熊本地震が発生するなど、地震の恐ろしさが大変身近なこととなっています。富山県は比較的災害が少なく、災害に対する県民意識が薄いように思われますが、ここ最近の災害報道によりその意識も高まりつつあります。  応急危険度判定は、地震により被害を受けた建築物に対して、その後の余震等による倒壊の危険性や建築物の壁・窓・設備等の落下や転倒などの危険性を判定し、人命に係る二次的災害を防止することを目的としています。    地震発生後、応援要請があれば現地に行き、判定内容により被災建築物に「危険」 「要注意」 「調査済」のステッカーを張ることで建築物の所有者や第三者に知らせるということを行います。  大きな地震発生後は思いもよらない事態が起きます。そういった中での判定作業は危険も伴うと思いますが、さらなる被害の防止や復興へ向けての活動としてその役割は大きいと思います。  防災に関しては日頃からの備えが必要なことは言うまでもありませんね。我が家では食料等が入った非常用バックを玄関に置いてますが、この機会にさらに見直してみます。 CPD3.5 KIYO

デッキを囲む家 竣工

「デッキを囲む家」が竣工し、引き渡しを行いました。 いよいよ新居での生活が始まります。 新しい場所での生活のわくわく感が伝わってきますね。 おめでとうございます。 写真等は、後ほど作品にてアップいたします。 KIYO

「姫路城 平成の大改修」講演会

平成27年3月に5年半かけた姫路城の大天守保存修理工事(屋根瓦葺替、漆喰塗替、木部修繕、耐震補強)が終わり再び美しい姿を見ることが出来るようになりました。工事総合所長による講演会で、工事にまつわる様々な話がありました。姫路城は50年前に「昭和の大改修」で完全に解体され補修復元されています。今回のメインは瓦の葺替と漆喰壁の塗替のみですが、素屋根完成まで14ヵ月を要しています。 素屋根の柱を設置する場所が狭く、国宝に改修以外傷は付けれないし、史跡内であるため杭は打てず素屋根は自重で固定・建っていた。 墨出し用に地面に釘を打つと始末書になるくらい「世界遺産」は現状の保全に厳しい。木造建築がある史跡内では火が使えないため溶接ではなくボルト締めで組み立てられている。作業車の燃料も消防署に事前届出している。 海抜100m近い高さになるので波板では耐風にNGとなるのでメッシュシートにて風を逃がす工夫をしている。改修の啓発とPRから現場は原則「公開」していた。解体工事の事を考えての仮設工事もあって色々大変だったと思います。 入札時17億が竣工時で19.4億の工事でしたが内訳は、仮設工事7:改修工事3。仮設工事の報告会の感がありました。 肝心の改修工事ですが瓦と漆喰についても解説がありました。城郭で屋根は「重」壁は「層」と表現するそうです。トリビア的な話も多く趣が多い講演会でした。 ※白すぎ城と揶揄されていますが、漆喰にカビが発生していたものが新しくなり全体に白く見えるそうです。防カビ強化剤が塗布されています。 kawa   cpd2.0

建て方

今日は木造住宅の建て方でした。 建て方とは、柱や梁等を立ち上げていき、棟上げするまでの工程をいいます。 いよいよ建物が実際に形となって表れてくる貴重な日です。 いつもこの日はなんだかワクワクします。 レッカーで部材を吊り上げ、決められた場所に1本1本順に、組み込んでいきます。 この時、掛け矢(かけや)と呼ばれる大きな木槌で木材を打ち込んでいきます。 あいにく、時々雪が降る寒い日となりました。 今日明日の二日間の建て方でしたが、軸材の上に乗っての作業となり、安全面を考慮して天候によっては、日を改めて作業をすることとなります。 Kiyo