「おわら」の八尾へ行って来ました。井田川の高台に位置し、江戸時代のたたずみを色濃く残しています。戦前までは養蚕で栄え、諏訪町などに往時の面影が感じられます。町村合併で今は富山市ですが、期限付きながら補助金を出し街並みの保全を図っています。屋根形状の制限、外壁の色や材質、のれん板の設置や敷地内の舗装やその他に規制はありますが最大450万の補助がでるとの事。住宅版エコポイントどころの話ではありません。石畳の美しい坂の町です。くらしにくい面もありますが、この景観や自然は大切な文化であり守っていきたいものです。
見学会のあと、建築家 伊礼 智氏の講演会に参加しました。伊礼氏は沖縄の出身です。コンパクトな家や標準化を念頭に設計を進めています。なにより「小さくても心地よい居場所を少しでも多く」の考えが随所に取り込まれています。沖縄では軒先寸法が小さいものが多いのでしょうか?2,100程度が心地よい判断でしたが、北国では少し考えさせられます。必要以上なものを盛り込むことはないにせよ、コンパクトの考えには共感します。 kawa
(CPD4.0)