CPD2 健康に優しい進化したALC
先週、ALCの講習会に参加しました。
ALCとは高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートを指します。工場でパネル生産されますので品質的に安定し
主に中高層鉄骨建築の外壁、間仕切り、床版や住宅の外壁材として使用されています。わが国では40年ほど前より生産開始されています。軽量(コンクリートの1/4)ながら耐久性があり耐火性、断熱性、遮音性、耐震性にも優れています。反面、ALCは多孔質であるため、吸水性があり表面強度も大きくありません。外壁に使用する場合は防水性の確保と反対面においての放湿性を考慮する必要があります。40年で基本性能に劇的な進化はないのですが、部位ごとに施工性を考慮したパネルが造られ、ファッション性を増したデザインパネルも多様に製品化されています。端材を回収して再利用できるシステムも構築しています。 (かわ)